起動時の時刻合わせに失敗することがあるのですが。
会社や学校のLAN(またはCATVのインターネット)に接続したPCで使ってみましたが、時刻合わせができません。
正しく設定できているはずなのに、時刻合わせに何度も失敗します。
いくら時刻合わせをしても、再起動すると時計が大幅にずれています。
どのくらいの間隔で時刻合わせを実行すれば時計が正確に保てますか。
定期的に時刻合わせを実行したいのですが、タスクトレイに常駐させると重くなるのでは。
Windows XPで、SP2をインストールしたら起動時に警告が出たのですが。
秒針を見つめながら秒数を数えていたら、いきなり秒針が2秒分進みました。
タイムゾーンは設定する必要がありますか。
ログファイルはどのように活用すればいいのですか。
起動時の時刻合わせに失敗することがあるのですが。
Windowsへのログオン時や、スタンバイからの復帰時には、ネットワーク接続が一時的に無効になっていることがあります。また、同時に多くのソフトを起動するなどしてPCの負荷が高い状態では、時刻合わせに失敗することがあります。このような場合は、後で手動で時刻合わせを実行していただくか、「オプション」の「同期実行までの待機時間」を長めに設定してください。
会社や学校のLAN(またはCATVのインターネット)に接続したPCで使ってみましたが、時刻合わせができません。
NTPパケット(UDP・ポート番号 123)がファイアウォールで遮断されている可能性があります。(多くの場合、「不必要なポート」として扱われ遮断されています。)どうしても時刻合わせの必要がある場合は、NTP以外の方法をご検討ください。
正しく設定できているはずなのに、時刻合わせに何度も失敗します。
「オプション」の設定で指定したNTPサーバーが使用不可能または公開中止になっている可能性があります。「オプション」の設定で、使用するNTPサーバーを変更してみてください。
いくら時刻合わせをしても、再起動すると時計が大幅にずれています。
マザーボードの電池切れが考えられます。詳しくは、お使いのPCのマニュアルや、メーカーのサポート情報を参照してください。
どのくらいの間隔で時刻合わせを実行すれば時計が正確に保てますか。
最近のPCでは、内蔵時計の精度は一般の目覚まし時計や腕時計とは比べ物にならないくらい低く、数時間で数秒ずれてしまう場合もあります。PCの用途にもよりますが、ずれが気になる場合は1時間ごと(設定値の下限)に実行するとよいでしょう。もしくは、正確な時刻が必要な時に手動で時刻合わせを実行するのもよいでしょう。
定期的に時刻合わせを実行したいのですが、タスクトレイに常駐させると重くなるのでは。
「常駐」というのは便宜的な呼び方で、特別な動作をしているわけではありません。ウィンドウを開いて起動している状態と、タスクトレイにアイコンを追加してウィンドウを非表示にしている状態の違いに過ぎず、メモリ使用量やCPUの占有率などに大きな違いはありません。「常駐」=「動作が重くなる」ということはありませんので、どうぞ安心してお使いください。
※ 常駐かどうかと関係なく、同時に起動しているソフトの数が多くなれば当然、動作は重くなります。
Windows XPで、SP2をインストールしたら起動時に警告が出たのですが。
NTPパケット(UDP・ポート番号 123)に関する警告です。「tsclock.exe」を「許可」すると、ファイアウォールの設定がNTPパケット(UDP・ポート番号 123)を通すように変更されます。
秒針を見つめながら秒数を数えていたら、いきなり秒針が2秒分進みました。
「"駅" 時計」Ver.1.50以前では、90秒に1回ほどの割合で秒針が2秒分進む、または進まないことがあります。最新版では解消しています。
タイムゾーンは設定する必要がありますか。
NTPパケットに含まれる時刻情報はUTC(協定世界時)で表記されています。時刻合わせの際、特定のタイムゾーンを適用して、ローカルの時刻を決定します。
「"駅" 時計」「"駅" 時計 (磁気反転タイプ)」では、Windowsのコントロールパネルで設定されたタイムゾーンをデフォルトで使用します。このため、通常は特別な設定は必要ありません。Windowsの設定と関係なく特定のタイムゾーンを使用するには、INIファイルを開き「NTP_UTCOffset=i」(iはUTCに対するオフセット値を時間単位で指定、小数も指定可能、デフォルトは+9)という1行を追加してください。
「"駅" 時計 (LCDタイプ)」では、タイムゾーンは「UTC+09:00(JST)」に固定され、設定の変更はできません。
ログファイルはどのように活用すればいいのですか。
「"駅" 時計」「"駅" 時計 (磁気反転タイプ)」では、時刻合わせの結果をログファイルに記録できます。記録される項目は、成功または失敗、同期日時、NTPサーバー名と、成功の場合、推定伝送遅延(計測したNTPパケットの往復時間から、NTPパケットに記録された応答遅延時間を差し引き、2で割った値)、システム時刻との差、失敗の場合、エラー番号、エラーの概要で、項目間はスペースで区切られます。
時刻合わせが正常に行われているか確認したり、Excel等で読み込んで推定伝送遅延の平均値を求めることもできます。
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