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マニュアル


"駅" 時計」「"駅" 時計 (LCDタイプ)」「"駅" 時計 (磁気反転タイプ)」の使い方や設定方法に関する情報です。


目次

時刻合わせ(NTPクライアント)機能の概要


使用するNTPサーバーの選び方


時刻合わせ機能をお使いになる際のご注意


ナローバンド(低速回線)での時刻合わせ


「最近使ったファイルのクリア」の設定方法


「ごみ箱を空にする」の設定方法


最初から全画面表示で起動する方法


描画間隔の変更方法


点滅パターンの変更方法


スキンの作成方法


「日付の表示形式」の詳細な設定方法


"駅" 時計 シリーズ マニュアル

時刻合わせ(NTPクライアント)機能の概要

NTP(Network Time Protocol)は、ネットワークを介してコンピュータの内蔵時計を合わせる仕組みです。NTPサーバーには、原子時計などきわめて正確な時計を持った一次サーバーと、一次サーバーにネットワーク的に近い場所で時刻を受け取る二次サーバーとがあります。通常、一般に公開されているのは二次サーバーです。(プロバイダが利用者向けに設置している場合もあります。)インターネットのユーザーは誰でも、NTPクライアントを使用して自分のコンピュータの時計を合わせることができます。

「"駅" 時計」シリーズでは、NTPを利用してPCの内蔵時計の時刻合わせができます。時刻合わせを実行したい場合は、先に「オプション」で「NTPサーバー名」を指定して「今すぐ同期」(「テスト」)をクリックし、正常に時刻合わせが実行できることを確認しておいてください。


使用するNTPサーバーの選び方

ネットワーク的に近いNTPサーバーを選ぶと、より正確な時刻合わせができます。お使いのプロバイダがNTPサーバーを提供していないか確認されることをおすすめします。

※ 「オプション」の設定で、いくつかのNTPサーバー名をプリセットしてありますが、これらのサーバーの使用を推奨したり、常に利用可能であることを保証するものではありません。


時刻合わせ機能をお使いになる際のご注意

時刻合わせを実行するには、あらかじめコンピュータをインターネットに接続しておく必要があります。また、Windows NT4.0/2000/XPでは、システムの時刻を変更する権限が必要です。


ナローバンド(低速回線)での時刻合わせ

アナログ電話やPHSデータ通信など、低速もしくは通信速度の変動が大きい回線で時刻合わせを実行する場合、「応答時間が次の値を超えたら無視する」を有効にしてください。


「最近使ったファイルのクリア」の設定方法

「オプション」で「起動時に最近使ったファイルをクリアする」を有効にしておくと、「"駅" 時計」の起動時に「最近使ったファイル」のフォルダを空にすることができます。なお、削除されるのはファイルへのショートカットのみで、最近使ったファイルの本体が削除されるわけではありません。


「ごみ箱を空にする」の設定方法

「"駅" 時計 (磁気反転タイプ)」では、「オプション」で「起動時にごみ箱を空にする」を有効にしておくと、時計の起動時にごみ箱を空にすることができます。ごみ箱をほとんど使用していない場合は、「削除するファイルの確認を表示しない」の設定も有効にすると便利です。


最初から全画面表示で起動する方法

「"駅" 時計」では、コマンドラインオプション「/F」を指定することで、最初から全画面表示で起動することができます。「tsClockA.exe」へのショートカットのプロパティで「リンク先」を「"C:\Program Files\tsClockA\tsClockA.EXE" /F」(デフォルトのインストール先にインストールした場合)に変更してください。なお、「起動時に時計ウィンドウを表示しない」の設定は無効にしておいてください。


描画間隔の変更方法

「"駅" 時計」「"駅" 時計 (磁気反転タイプ)」では、時計を描画する間隔を変更できます。INIファイルを開き、「DrawInterval=i」(iはミリ秒単位で指定、デフォルトは75)という1行を追加してください。数値を小さくすれば、大きなスキンでのスムーズ運針をなめらかにすることができます。


点滅パターンの変更方法

「"駅" 時計 (LCDタイプ)」「"駅" 時計 (磁気反転タイプ)」では、区切り文字が点滅するパターンを変更できます。INIファイルを開き、「BlinkDelay=i」(iはミリ秒単位で指定、デフォルトは750)という行の数値を書き換えてください。1000以上の数字は指定できません。


スキンの作成方法

スキンの仕組み
「"駅" 時計」のスキンは、ビットマップ形式の画像ファイル(*.bmp)と、針の形状や色などを指定するテキスト形式の定義ファイル(*.ecs)のセットで構成されます。
スキンとして使用するには、これらのファイルを"駅" 時計がインストールされたフォルダのサブフォルダ「Skins」に置く必要があります。


画像ファイルの形式
ビットマップ形式に対応しています。お手持ちのグラフィックソフトで編集したり、独自に作成したりすることができます。
メモリ使用量を減らすには、256色に減色の上、RLE圧縮形式で保存します。


定義ファイルの書式
テキスト形式で、一般的なINIファイルと同様の書式になっています。「メモ帳」などのテキストエディタで編集したり、独自に作成したりすることができます。
以下に各項目の内容を示します。これらの項目は、すべて適切に設定する必要があります。また、今後のバージョンアップに際して変更する場合があります。


定義ファイルの例

[tsClockA Skin]  ; セクションの宣言です。
Background=bitmap.bmp  ; 背景(文字盤)に使う画像ファイルのファイル名を指定します。

; 針の形状は、多角形の座標として指定します。頂点の数は任意に決定できます。
; ここでは、針が下向き(6時を指す方向)の状態での座標を指定してください。単位はピクセルです。Ratio=1の場合、等倍で描画されます。
; 描画時には、X=0, Y=0 の点が回転の中心になります。
; 値には小数も指定できます。描画時には丸められますが、拡大縮小と併用する場合に便利です。


HandVertexCount(i)=n  ; 針を何角形で描画するか指定します。iは針の種類で、0=短針(時針)、1=長針(分針)、2=秒針です。
HandVertex(i,N).X=x  ; 指定した種類の針の各頂点のX座標を指定します。Nの値は0から始め、n-1まで記述してください。
HandVertex(i,N).Y=y  ; 指定した種類の針の各頂点のY座標を指定します。Nの値は0から始め、n-1まで記述してください。

; 色の指定
; 16進数でBBGGRRの順に表記します。(HTML等で色を指定する時とは、赤と青が逆です。注意してください。)


HandsPen=BBGGRR  ; 針の縁取りに使用する色を指定します。
HandsBrush=BBGGRR  ; 針の塗りつぶしに使用する色を指定します。
SpindlePen=BBGGRR  ; 回転軸の縁取りに使用する色を指定します。
SpindleBrush=BBGGRR  ; 回転軸の塗りつぶしに使用する色を指定します。

SpindleRadius=rad  ; 回転軸の半径を指定します。単位はピクセルです。描画時には、Ratioの値が乗算されます。
OffsetX=x  ; ウィンドウ左端から針の座標の原点(回転軸の中心)までの距離を指定します。
OffsetY=y  ; ウィンドウ上端から針の座標の原点(回転軸の中心)までの距離を指定します。
Ratio=rat  ; 針の拡大倍率を指定します。一度作成した針の座標を、画像ファイルに合わせて拡大縮小することができます。


スキンの座標系


※ 「"駅" 時計 (LCDタイプ)」「"駅" 時計 (磁気反転タイプ)」にはスキン機能はありません。


「日付の表示形式」の詳細な設定方法

「"駅" 時計」「"駅" 時計 (磁気反転タイプ)」では、マウスのカーソルを時計の上(タスクトレイ常駐時は時計アイコンの上)に合わせると、ツールチップ(バルーンヒント)で日付が表示されます。
表示形式は「オプション」で変更できます。いくつかの表示形式がプリセットされていますが、以下の書式指定文字を自由に組み合わせて、お好みの表示形式を作成することもできます。


書式指定文字

:  ; 時刻の区切り記号。
/  ; 日付の区切り記号。
c  ; ddddd および t t t t t の書式で表した日付と時刻を、日付、時刻の順序で返します。
d  ; 日付・先頭に 0 なし (1 〜 31)。
dd  ; 日付・先頭に 0 あり (01 〜 31)。
ddd  ; 曜日・英語 (省略形) (Sun 〜 Sat)。
aaa  ; 曜日・日本語 (省略形) (日〜土)。
dddd  ; 曜日・英語 (Sunday 〜 Saturday)。
aaaa  ; 曜日・日本語 (日曜日〜土曜日)。
ddddd  ; 年、月、日を含む短い形式で表した日付。
dddddd  ; 年、月、日を含む長い形式で表した日付。
w  ; 曜日を表す数値 (日曜日が 1、土曜日が 7)。
ww  ; その日が一年のうちで何週目に当たるかを表す数値 (1 〜 54)。
m  ; 月を表す数値・先頭に 0 なし (1 〜 12)。ただし h や hh の直後に指定すると、分。
mm  ; 月を表す数値・先頭に 0 あり (01 〜 12)。ただし h や hh の直後に指定すると、分。
mmm  ; 月の名前・英語 (省略形) (Jan 〜 Dec)。
mmmm  ; 月の名前・英語 (January 〜 December)。
q  ; 1 年のうちで何番目の四半期に当たるかを表す数値 (1 〜 4)。
g  ; 年号の頭文字 (M、T、S、H)。
gg  ; 年号の先頭の 1 文字・漢字 (明、大、昭、平)。
ggg  ; 年号 (明治、大正、昭和、平成)。
e  ; 年号に基づく和暦の年・先頭に 0 なし。
ee  ; 年号に基づく和暦の年・先頭に 0 あり。
y  ; 1 年のうちで何日目に当たるかを表す数値 (1 〜 366)。
yy  ; 西暦の年・下 2 桁 (00 〜 99)。
yyyy  ; 西暦の年・4 桁 (100 〜 9999)。
h  ; 時間・先頭に 0 なし (0 〜 23)。
hh  ; 時間・先頭に 0 あり (00 〜 23)。
n  ; 分・先頭に 0 なし (0 〜 59)。
nn  ; 分・先頭に 0 あり (00 〜 59)。
s  ; 秒・先頭に 0 なし (0 〜 59)。
ss  ; 秒・先頭に 0 あり (00 〜 59)。
t t t t t  ; コントロール パネルで設定されている形式の時刻。
AM/PM  ; 正午以前は AM、正午〜午後 11 時 59 分の間は PM。
am/pm  ; 正午以前は am、正午〜午後 11 時 59 分の間は pm。
A/P  ; 正午以前は A、正午〜午後 11 時 59 分の間は P。
a/p  ; 正午以前は a、正午〜午後 11 時 59 分の間は p。
AMPM  ; 正午以前は 午前、正午〜午後 11 時 59 分の間は 午後。

※ Microsoft Visual Basic 6.0 ヘルプより抜粋。

































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