先ほど、LED発車標の最新版Ver.2.50.0381を公開しました。
今回のバージョンアップでは、実用性を高めるべく、以下の3点において仕様を大きく変更しました。
・抽出ルール「3. ただし、次の文字列を含む場合は抽出しない」を「3. ただし、次の文字列のいずれかを含む場合は抽出しない」とし、複数の条件を半角スペースで区切って指定できるように変更。
・「情報がない場合、固定メッセージを表示する」設定に対応。
・ダウンロード後、一定時間以上経過した情報を表示しないように変更。
これにより、複数のページをダウンロードする設定にしても、「平常通り運行しています」といった情報の表示は省略し、遅延情報のみを表示させることが容易になりました。また、遅延情報がない場合に無表示とならず、休止状態からのレジューム直後に、休止前に取得した古い情報を表示してしまうこともなくなりました。
※Ver.2.50では、取得した情報の表示期限を15分に設定しました。
この仕様変更を踏まえ、デフォルトの抽出ルールに「3. ただし、次の文字列のいずれかを含む場合は抽出しない」を設定するとともに、新規インストール時に設定変更なしで関東地方の各線に関する情報のダウンロードと表示が行なえるよう、設定のデフォルト値を変更しました。具体的には、初期設定のままで以下の路線の遅延情報のみが表示できます。
・JR東日本
・江ノ島電鉄
・小田急電鉄
・関東鉄道
・京王電鉄
・京成電鉄
・京浜急行電鉄
・相模鉄道
・新京成電鉄
・西武鉄道
・つくばエクスプレス
・東京急行電鉄
・東武鉄道
・北総鉄道
・東京メトロ
・都営地下鉄
・横浜市営地下鉄
・埼玉高速鉄道
・東京臨海高速鉄道(りんかい線)
・横浜高速鉄道(みなとみらい線)
・ゆりかもめ
・シーサイドライン
・東京モノレール
・多摩都市モノレール
・千葉都市モノレール
(以上、50音順のようなもの)
この数年で、JRや大手私鉄だけでなく、準大手私鉄でも運行情報の提供が広がり、ようやく「関東地方」という面的な括りで標準対応することが可能になりました。
・Re:[544],[547],[549],[557],[573]
抽出ルールを修正しました。異常時の表示が確認できていないページもありますが、「抽出ルールが適用できなかったときは全文表示」という一種の保険がついているので、安心してお使いいただけます。
「東武」「南海」については、詳細ページに掲載される路線別の情報を、すべて取得するようにしました。取得した上で、「平常通り」を含んでいれば表示しない、という設定になっていますので、煩雑になりません。
・Re:[545],[570]
Vistaまたは7では、設定ファイルの保存先がXPとは異なります。OSを上書きインストールしたり、プログラムのフォルダを単純にコピーしたりすると、うまく動かない場合があります。LED発車標の再インストールをおすすめします。